睡眠不足

お世話になります。 きうち自然形体院の木内です。

お客様から『しっかりと寝られなくて。』という話をよくお聞きします。

程度の差はあれど、眠れないというのは身体にとって酷です。

私自身も開業してから2年〜3年程度不眠というものに悩みました。 キツかったですね。

睡眠、特に脳の専門家ではありませんが自身の経験も含め勉強した事、教わった事を記したいと思います。  少しでも参考になれば嬉しいです!

睡眠不足のデメリット



睡眠不足が健康に悪いというのは知っていても、本当の睡眠不足の怖さはあまり知られていません。


  • 病気になりやすい(寿命が縮む)

睡眠時間6時間以外の人は、健康的な睡眠時間といえる7時間以上の睡眠の人と比べて、死亡率が5.6倍も上がると言われています。


  • 脳機能の低下

睡眠を削ると脳のパフォーマンスが劇的に下がります。  だいたい3〜5割減くらいの能力で日中を過ごすことになります。


  • 過剰摂取(太りやすくなる)

猛烈に食欲がアップするそうです。  これはホルモンの影響で身体は『危険性』を感じて、必死でエネルギーを蓄えようとします。
結果、内臓の疲労もおこします。


眠れないを放置しない



睡眠には、疲労回復、免疫力アップ、新陳代謝、細胞修復、脳内の情報整理などの役割があります。  睡眠は生き物にとって絶対に必要な機能なのです。

人間の身体には『自然治癒力』が備わっています。 昼もある程度は働きますが、免疫活動が活発になる睡眠中こそ自然治癒力は働きます。  なので、睡眠が上手くできないと自然治癒ができず蓄積されいずれ病気などの不調となってあらわれます。



ではここから改善すべき点をまとめていきます。



○改善点


睡眠に悪い習慣をやめる



寝る前の2時間の使い方を見直すのが良いとされています。   寝る前の脳をリラックスさせるのです。

(1)ブルーライトを浴びない

スマホやPCや蛍光灯などから発される光のことです。  ブルーライトを浴びると、脳が覚醒し睡眠物質のメラトニンの分泌を抑制します。 寝る前に携帯やパソコンの使用は控えた方が良いです。


(2) 飲酒・暴飲暴食をやめる

寝酒は眠りに良いと聞いたことがありませんか? あれ完全に間違いだそうです。 飲酒により、寝付くまでの時間を僅かながら短縮はさせますが、睡眠時間自体も短縮させてしまいます。  睡眠時間の短縮と早期覚醒がアルコールの薬理効果なのです。

アルコール依存症の方が睡眠障害を併発することが多いのはそのためだそうです。

また、暴飲暴食は成長ホルモンの分泌を抑えてしまいます。  成長ホルモンが分泌されないと、疲労は回復しません。



・睡眠の質をよくする方法


(1)正しい入浴

入浴こそがしっかり眠るための最も重要なキーになります。  『寝る前90分までに入浴を終えること』 これです。

深い睡眠に入るためには、身体の深部体温が下がることが必須です。 お風呂から上がると体温が徐々に低下し、90分経つと深部体温が下がった状態となり、成長ホルモンもたくさん分泌をされます。

目安は、水温約40度、入浴時間は15分程度です。  これはシャワーではなく、しっかり浴槽に入っての時間です。



(2)運動

1日20分程度の運動(散歩やジョギング)で睡眠の質が劇的に改善されると言われています。 約1時間の中強度の運動を週2回以上行うとさらに効果的です。


最低限の環境を揃えたら、睡眠に入るためには副交感神経が優位になることが大切です。
寝る前にリラックスして過ごしましょう。




そして最後に施術家の目線からのアドバイスです。



身体の疲労


寝れないんです。 睡眠不足で。不眠症が良くならない。

こういったお話をされる方の身体をみていると共通して言えることは身体の疲労です。 身体に疲労が溜まりすぎて緊張状態にあります。


身体の疲労が取れず常に身体が緊張状態にある方は副交感神経が優位にくることが難しくなります。   ようは疲れがとれないのです。

疲れすぎてて眠れないというやつですね。 身体の異常事態です。

現にそういったことをお話しされるお客様でも施術中はぐっすり眠っておられる方がほとんどです。


緊張状態が解けると自然と眠りにつくのです。


『今、私寝てましたかね?』
 

本人も自覚が無いくらいに眠りにつくのが本来の状態です。

ですので、身体の疲労を取ることも一つの方法です。


これは運動や施術に限らず、気がしれた人との交流、温泉や旅行、愛犬や愛猫などとの遊び、その人にとって合うものがあると思います。 自分自身で合うものを探すのも良いかと思います。



ですがそれでもやはり状況によっては眠れないんだ!!って方もいらっしゃると思います。

『本当に眠れない時は寝ようと焦るだけで大変なストレスになるので、その場合は夜には早く寝なくてはいけないんだ。 朝には早く起きなければいけないんだ。   なんて事は一度忘れ去って、眠たい時に寝れば良いよ。 いつ寝ても良いし、いつ起きても良い。』

大大師匠の言葉です。


私自身この言葉に助けられた部分がありますので、記しておきます。


悩んでらっしゃる方は一つでも何かアドバイスになれば嬉しいです。


では!


きうち自然形体院

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